大相撲パワハラ報道を否定 翔猿後援会が文書全文公開
大相撲の幕内翔猿が、付け人へのパワハラ行為報道を否定。翔猿の後援会が文書を公開し、事実と異なる部分が多いと訴えている。

大相撲パワハラ報道を否定 翔猿後援会が文書全文公開
大相撲の幕内翔猿(32=追手風)が 8 日、付け人へのパワハラ行為があったと一部週刊誌で報じられたことについて「事実と異なる部分が多い」と否定した。
また、翔猿の後援会(明猿会)も 8 日までに、「週刊新潮(2 月 13 日号)の記事に関するお知らせ」とした文章を会員向けに公開。全文は以下の通り。
会員様各位
週刊新潮(2 月 13 日号)の記事に関するお知らせ
この度は、表記の件に伴い、皆様には多大なるご心配をおかけしている事を大変申し訳なく思っております。報道内容においては、事実とは異なる記述も随所に見受けられ、このような記事が掲載された事は、痛恨の極みでございます。今回の記事の発端は、翔猿関の現在の付け人が、直接、被害の訴えを、日本相撲協会に告発した事で、コンプライアンス委員会からの聴取を追手風親方と共に、翔猿関が受けるに至りました。今回、告発が寄せられた事で、元付け人への聴取にまで手が及びましたが、翔猿関は、このような事態になったが故に、付け人との、これまでの関係性について正直に、誠実に、何一つ偽りの無い事実を委員会にお伝えしたと、後日、私共に報告がございました。
今回の告発に関する協会としての処分は「厳重注意」に留まるのではないかと言う見解もございますが、最終的判断は、第三者委員会での決定となります。今ここで言える事としては、被害を訴えた付け人及び元付け人は、追手風部屋に残留する方向で、辞める事態には至っていないと伺っています。
また、付け加えさせて頂きたい事実として、「陰湿なイジメはなかった」と証言する付け人も存在すると言う事。いずれにしましても、会員の皆様には多大なるご心配をお掛けした事に間違いがなく、この文書を明猿会 HP に掲載する事に致しました。
有名になれば、多くの方々から注目され、注目される事で批判も生まれるものだと思います。しかし、福田名誉会長は「強くなれ!強くなるしかない!」と大きな激励を翔猿関に与え、そして、翔猿関自身も「兎に角、周りに振り回されず、自分の事だけを考え、稽古に励み、強くなる!」と決意しております。
会員の皆様は、土俵に倒れても、土俵から押し飛ばされても、横綱に張り倒されようとも必死に立ち上げる事が出来る翔猿関を、何度も見てこられたはずです。そして、子供が大好きで、やさしい人柄、愛嬌があり無邪気な笑顔で、会員の皆様と分け隔てなく自然に触れ合う事が出来る力士です。その事は、皆様が一番ご存じの事と思います。
どうか、どうか、会員の皆様におかれましては、翔猿関への変わらぬご支援を心よりお願い申し上げます。尚、第三者委員会での決定事項については、分かり次第、ご報告をさせて頂きます。
令和 7 年 2 月 6 日
明猿会名誉会長 福田義明
明猿会会長 菅田多栄美