【カーリング】LS が準決勝敗退も悲観なし、9 月に大一番へ…藤沢五月「強みを生かしたい」
カーリングの日本選手権 7 日目、女子準決勝で LS が敗戦。選手たちに悲観する様子はなく、9 月の代表候補決定戦に向けて意気込みを語った。

ロコ・ソラーレ、準決勝敗退も悲観なし
カーリングの日本選手権 7 日目(8 日、神奈川・横浜 BUNTAI)、女子準決勝はロコ・ソラーレ(LS)が北海道銀行に 5―11 で敗戦。2 大会ぶりの優勝は逃したものの、選手たちに悲観する様子はない。
流れをつかめずに敗戦
最後まで流れをつかむことはできなかった。2―2 の第 3 エンド(E)は、今大会好調のスキップ・藤沢五月のラストショットがまさかのスルーとなり、4 点を献上。第 4E に 1 点、第 5E に 2 点をスチールするも、後半は立て続けに失点を許した。藤沢は「この試合に限って言えば、チームがというより(敗因は)私のショット。私の責任だったかなと思う」と悔しさをにじませた。
崖っぷちでの勝負強さ
ただ、崖っぷちに抜群の勝負強さを発揮するのが LS だ。2018 年平昌五輪は代表決定戦を制し、日本カーリング史上初の五輪表彰台となる銅メダルを奪取。22 年北京五輪の代表候補決定戦は 2 連敗を喫しながらも、奇跡の 3 連勝で望みをつなぐと、世界最終予選も突破。本戦では銀メダルを獲得した。今大会も 4 位以下だった場合は 26 年ミラノ・コルティナ五輪への道が閉ざされたが、何とか 3 位に食い込んだ。
9 月に大一番
ミラノ・コルティナ五輪の代表候補決定戦は、9 月に開催される。まだ半年以上も時間があるだけに、藤沢が「私たちは代表決定戦にもしつこいぐらい出ている。しっかりその強みを生かしたい」と言えば、サード・吉田知那美も「五輪トライアルのチケットと、でかい課題をもらった。もうやることはない、最後はクッキーでもつくっちゃおうかくらいの準備をしたい」と不敵な笑みを浮かべた。
未来の笑顔に変える
LS はゾンビのように何度もはい上がり、歓喜の輪をつくってきた。今回の悔しさも未来の笑顔に変えるつもりだ。
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