田㔟邦史男子監督が語る!張本智和が“世界一”を目指すために必要なものとは!?【卓球ジャパン!】
田㔟邦史男子監督が卓球ジャパンに出演し、エース張本智和が“世界一”を目指すために必要なものを語ります。




田㔟邦史男子監督が語る!張本智和が“世界一”を目指すために必要なものとは!?【卓球ジャパン!】
テレ東スポーツで放送された「卓球ジャパン!」に男子日本代表の田㔟邦史監督がゲスト出演しました。張本智和(智和企画)が優勝を果たした今年 1 月の WTT を振り返りながら、日本男子エース の今を分析しました。
代表監督として 3 年半、コーチ時代も含めると 11 年間チームを支えてきた田㔟
田㔟監督は、代表監督として 3 年半、コーチ時代も含めると 11 年間チームを支えてきました。3 月末で任期満了となり、4 月からは岸川聖也新監督にバトンタッチします。
ジュニア時代から見守ってきた張本智和
そんな田㔟がジュニア時代から見守ってきたのが今や日本の絶対的エースに成長した張本智和です。
2025 年一発目の WTT 参戦となったスターコンテンダードーハで優勝
2025 年一発目の WTT 参戦となったスターコンテンダードーハでは、張本智和は 1 ゲームしか落とさないという圧倒的なプレーで男子シングルス優勝を果たしました。
直近 2 連敗を喫していた難敵アルナ(ナイジェリア)を下した準決勝
特に張本の強さが際立ったのが、直近 2 連敗を喫していた難敵アルナ(ナイジェリア)を下した準決勝です。前回の敗戦を踏まえてさまざまな成長、変化を見せたこの試合で、張本智和は多彩なサーブと「フォアサイド狙い」のコース取りで勝利を収めました。
多彩なサーブ
まずひとつは MC 平野早矢香も「早い段階で YG サーブも使っている感じがした」と注目した多彩なサーブです。「今までずっと同じようなサーブで最初から最後までっていうのがあって、バリエーションは元々持ってたけど使う勇気がなかった。でも最近はどんどんいろんなサーブを出せるようになったのが強み」と田㔟は語ります。
「フォアサイド狙い」のコース取り
そして戦術の肝となったのが「フォアサイド狙い」のコース取りです。たとえば第 1 ゲーム 9-4 ではフォア前にストップレシーブをして、次の 4 球目もフォア側へのドライブで得点しました。「(相手は)フォアが強いのでフォアサイドを攻めるのがちょっと怖いけど、負けている時は結構バックに集まりすぎてしまったというのがあった。なので、今回は積極的にフォアに攻撃してからコースを変えた」(田㔟)
第 1 ゲームは 10-4 とゲームポイントを握るも 4 連続失点で 10-8。ここですかさずタイムアウト
第 1 ゲームは 10-4 とゲームポイントを握るも 4 連続失点で 10-8 となりました。ここですかさずタイムアウトした田㔟監督は、「ずっと同じサーブだとこっちがネガティブになりそうだったので、リードしてるんだから 1 本目は変化サーブを出していいんじゃないかって。1 本取られたら、また元に戻しなさいっていう話をしたと思います」と語りました。