【中山牝馬 S】前走 GⅢ組は単勝回収率 156% ベストの舞台でミアネーロが巻き返す
中山牝馬 S は牝馬限定のハンデ戦で荒れやすい傾向にある。今年は人気が読みづらいが、GⅢ組のミアネーロが巻き返しに期待できるかもしれない。

中山牝馬 S は牝馬限定のハンデ戦ということもあり荒れやすい傾向にある。そのため、レース全体の単勝回収率は 115%、複勝回収率は 89%となっている。
そんな中山牝馬 S で注目したいデータは前走クラス別成績だ。今年の登録馬は「3 勝クラス」「OP・L」「GⅢ」のいずれかに該当する。この 3 つについて見ていく。
最も単勝回収率が高いのは GⅢ組。着度数は【6-5-8-72】で、単勝回収率は 156%、複勝回収率は 93%と、単複ともにレース全体の回収率を上回っている。
ハンデで恩恵を受けそうな 3 勝クラス組は【2-1-1-11】。単勝回収率 83%、複勝回収率 98%で悪くはないが、前記の GⅢ組には後れを取っている。OP・L 組は【2-1-0-21】で単勝回収率 86%、複勝回収率 32%となっていて、こちらも GⅢ組には及ばない。
今年は人気が読みづらいが、シランケド、ホーエリート、ミアネーロあたりは上位人気が予想される。この中なら GⅢ組はミアネーロだけだ。
【前走 GⅢの出走予定馬】 ・エミュー ・キミノナハマリア ・クリスマスパレード ・シンティレーション ・ビヨンドザヴァレー ・フィールシンパシー ・ミアネーロ
前走内容:ミアネーロのターコイズ S
ミアネーロの前走はターコイズ S8 着。1 番人気に支持されるもその期待に応えることができなかった。
ターコイズ S のラップは前半 4F が 46.3 秒、後半 4F が 46.9 秒の前傾 0.6 秒だが、この日はレコードタイムが飛び出すほどの高速馬場で、前が止まらないような状態だった。そのため、ターコイズ S でも一桁着順に入った馬のうち、道中 10 番手以下だったのはミアネーロだけ。上がり最速の脚を使うも、差し届かずの 8 着だった。
くわえて、直線では馬群を縫うような進路を選択してしまい、スムーズに走ることができなかった。舞台となる中山芝 1800m は昨年、フラワー C を制した舞台。巻き返しに期待したい。