シティライト岡山・浜松晴天、出塁率 5 割以上を目標に 3 年目の飛躍と全国大会出場を誓う
シティライト岡山の浜松晴天内野手が、3 年目のシーズンに向けて出塁率 5 割以上を目標に掲げ、飛躍と全国大会出場を誓いました。

社会人野球のシティライト岡山は、3 月 8 日から高知県内で春季キャンプに入っている。入社 3 年目の浜松晴天内野手(そら=24)は、今季の目標として出塁率アップを示した。 「打率にこだわらず、出塁率 5 割以上は出たいなと思っています。難しいと思いますが、そこを目標にやっていきたい」 1 年目は社会人野球の「スピード」についていけなかった。投手の投球はもちろん、打者の放つ打球、走者の足の速さ…打撃、守備、走塁の全てでレベルの高さを痛感し、出場機会は試合終盤の守備固めや代走などがほとんどだった。慣れが出てきた 2 年目は、持ち味の守備力を生かし、遊撃手のレギュラーに定着。キャンプでは課題の打撃をレベルアップさせ、3 年目の飛躍をうかがう。 「僕は長打を打つバッターじゃない。いかにチャンスメイクできるかっていうところが、選手としての生命線になってくると思っています」 下関国際高(山口)では 2 年夏から 3 季連続で甲子園に出場し、全 6 試合で安打をマーク。主将で迎えた 3 年夏は 8 強入りした。東海大でも全日本大学野球選手権に出場するなど全国大会の経験は豊富だが、社会人では都市対抗と日本選手権の 2 大大会出場を果たせていない。 「僕たちが勝ったら、オープン戦でも喜んでくれる社員の方もいる。その方たちには、全国大会に行くことでしか恩返しできないと思っている。チームのために行きたいという思いが、1 年目の時より 2 年目、2 年目の時より今の方が強くなっています」 社会人野球へ進むことになったのは、東海大 2 年時まで監督だった安藤強氏(現巨人スーパーバイザー)のおかげだ。浜松が野球を続けることを諦めかけていた時に連絡をもらい、シティライト岡山の練習参加を勧められた。 「僕にとっての恩師です。たまに電話をいただくのですが、まだいい報告ができてない。全国大会に行って、東京へ会いに行きたい」 自分のため、お世話になった方々のため、一心不乱に練習に励む。