王貞治氏が推す NPB 史上最速投手とは?
王貞治氏が NPB 史上最速の投手に金田正一氏を推した理由を解説。実績や記憶ではなく、当時の自身の未熟さが速さを感じさせたと語る。

王貞治氏が NPB 史上最速の投手に「金田正一さん」を推した理由
ソフトバンクの王貞治球団会長(84)が、YouTube「名球会チャンネル」に出演。「名球会レジェンドが選ぶ NPB 歴代スピードボール No・1」の企画に納得の答えを出した。
井口資仁氏、山本昌氏、西武・栗山巧は現ドジャースの「佐々木朗希」を挙げた。栗山は「(佐々木朗は)大きいので投げ出しの角度が凄い。フォームにも躍動感がある」と解説した。
古田敦也氏、野村謙二郎氏、宮本慎也氏は現阪神監督の「藤川球児」を指名。野村氏はその理由を「奇麗なホップするフォーシームで高めの球を振らされた」と説明した。
中村紀洋氏、田中幸雄氏は「伊良部秀輝」、佐々木主浩氏、谷繁元信氏は「与田剛」の名前を挙げた。
王氏は「金田正一さんかな」と答えた。NPB 最多の 400 勝を挙げた左腕だから当然なのだが、その理由は誰もが納得できるもので、さすがと思わせた。
「まだ自分が下手くそなときだったからなおさら速かった。1、2 年目のときの方が(対戦して)速く感じるもの」と説明した。実績やただの「昔の記憶」で選ばない王氏の言葉には含蓄があった。