大相撲の神秘的な五行要素と予防措置
大相撲における五行要素と火災予防の関係を紹介

大相撲の世界には、古代中国の五行思想が深く関わっています。 土俵上の力士の動きに目が奪われがちですが、土俵の上には陰陽五行説に基づくしつらえがあります。本土俵のつり屋根には四色の房が下げられ、天の四神の方角が示されています。そして、幅 120 センチの水引幕には「五行相剋」が対応しています。北から張り始めることで「土俵の火事」を予防しています。さらに、火花を生じる闘う力士には「力水」があり、現在は 1 度だけの所作となっています。