ロッテ・沢田圭佑 不屈の軌跡~トミー・ジョン手術と50キロ減量を超えた闘志~
ロッテ・沢田圭佑投手がトミー・ジョン手術と50キロの体重変動を乗り越えた軌跡。手術後の投球進化と、山本由伸との特別トレーニング法に迫る。

トミー・ジョン手術がもたらした転機
2022年6月に右肘トミー・ジョン手術を経験した沢田圭佑投手。術後1年1ヶ月で驚異的な1軍復帰を果たした背景には「リハビリ期間中に投球フォームを根本から見直した」と明かす。特に直球の質が劇的に変化し、「意図的に変化球的な動きを加えられるようになった」と技術革新を実感している。
山本由伸との特別な絆
- 共同トレーニングの真価: オリックス時代の同期・山本由伸投手(現ドジャース)から学んだ「筋トレ依存からの脱却」
- 新たな体幹トレーニング: 従来の走り込み中心から、体幹を活かした効率的な投球フォームへ転換
- 「由伸流」の影響: 「投球動作そのものが体作りの一部」という新たな気付き
50キロ減量の軌跡
時期 | 体重 | 状態 |
---|---|---|
ピーク時 | 129.9kg | リバウンド期 |
最軽量時 | 85kg | 拒食症寸前 |
現在 | 105kg | 最適管理状態 |
「キャベツ大盛り+納豆」の独自ダイエットメニューが球団公式YouTubeで話題に。減量期には「食べることへの罪悪感」に苦しんだ過去も告白している。
新たな武器「マルチ直球」
- スライダー成分混合ストレート: 打者手元で微妙に変化
- シュート回転付加: ボールの伸びに個性を付与
- 意図的な縦変化: 高低差を強調した角度攻撃
「手術前はただの真っすぐしか投げられなかったが、今は3種類の直球を使い分けられる」と自信を見せる。
2024シーズンへの意気込み
「1軍登板機会を1試合でも多く」と語る30歳右腕。2軍キャンプから始動した今季、中継ぎ陣の要としての活躍が期待される。「ファンの皆さんに『沢田スペシャル』を見せられるよう、毎日が真剣勝負です」と熱い決意を表明した。