青学大・中西聖輝の完封で5季連続優勝へ!東都大学野球春季リーグ
青学大が国学院大に競り勝ち、史上4校目の5季連続優勝に王手。中西聖輝投手の完封勝利が鍵となった。

2025年5月22日、東都大学野球春季リーグ第5週第1日、青学大が国学院大に1-0で勝利し、史上4校目の5季連続優勝に王手をかけました。この試合の鍵となったのは、エースの中西聖輝投手(4年・智弁和歌山高)の完封勝利でした。
中西投手は、最速152キロを誇る今秋のドラフト候補として注目されています。この日は9回3安打無失点で今季3度目の完封勝利をマークし、138球の熱投で同6勝目を挙げました。
「僕の右腕で絶対、一勝をもぎ取るという強い気持ちで初回から入りました」と中西投手は語りました。彼は力強い直球とスライダー、フォークボールを織り交ぜ、相手打線を手玉に取りました。九回にはこの日最速の150キロの直球を計測し、「そこに関しては自負している部分がある。冬場に取り組んできたことが良い方向にとらえられている」と胸を張りました。
この試合では、阪神や西武、ヤクルトなど複数球団が中西投手の投球を視察しました。阪神の吉野スカウトは「真っすぐも力があって良いし、変化球も良いところに落ちている。投げっぷりも良い」と太鼓判を押しました。
チームは接戦を制し、先勝。23日の2回戦で勝つか、勝ち点3で2位の亜大が敗れれば、優勝が決まります。殊勲の右腕である中西投手は「ここからの1勝が東都リーグは難しいので、明日全員で気を緩めることなく、何が何でも圧倒して優勝したい」と表情を引き締めました。