大坂なおみ、全仏オープンでの苦戦と涙の会見「ここで一体、何をしているの!」
大坂なおみが全仏オープン1回戦で敗退し、涙を浮かべた会見の様子とその後の心境を紹介。

大坂なおみの全仏オープンでの苦戦
2025年5月26日、フランス・パリで開催された全仏オープンの第2日目。女子シングルス1回戦で、4大大会4度の優勝を誇る大坂なおみが逆転負けを喫しました。対戦相手は世界ランキング10位のパウラ・パドサ(スペイン)。試合は7-6、1-6、4-6のフルセットで2時間21分に及び、大坂は1回戦で敗退しました。
試合後の会見で涙
試合後、大坂なおみは涙を浮かべながら会見に臨みました。「ここで一体、何をしているの!」と自分を責め、声が震える場面も。高ぶる感情から、英語の汚い言葉も飛び出しました。大会広報に一時、退席を勧められ、2分ほど席を外した後、戻ってきた大坂は「1回戦で負けるとは思ってなかった」と振り返りました。
手の負傷と赤土コートへの挑戦
第1セット終了後、大坂は右手くすり指の治療を受けました。「ローマ(イタリア国際)以降、手にマメができるようになった。他のコートではできないから、赤土の(プレーから来る)抵抗だと思う」と語りました。5月のツアー下部大会で自身初めて赤土のコートで優勝し、続くイタリア国際では16強まで勝ち上がった大坂。今回は、過去にない赤土への自信を秘めて挑んできました。
前を向く大坂
最後に、大坂は「次の試合では、今日学んだことを生かせるようにしたい」と必死で前を向きました。周りの人を悲しませることが嫌いだと語り、特にコーチのムラトグルに対して申し訳ない気持ちを吐露しました。
今後の展望
大坂なおみは、今回の敗戦から学んだことを次の試合に生かすことを誓いました。彼女の今後の活躍に期待が寄せられます。