テニス激闘!キーズが3度のマッチポイントを凌ぎ全仏オープン16強進出
世界ランク8位のM・キーズが激闘の末に逆転勝ちし、全仏オープン16強に進出。3度のマッチポイントを凌ぐシーンが話題に。

激闘の末の逆転勝ち
日本時間6月1日、テニスの全仏オープン女子シングルス3回戦で、第7シードのM・キーズ(アメリカ)が第31シードのS・ケニン(アメリカ)を4-6, 6-3, 7-5の激闘の末に逆転で破り、3年ぶり5度目のベスト16進出を果たしました。
キーズの奮闘
30歳で世界ランク8位のキーズは、1月の全豪オープンでI・シフィオンテク(ポーランド)やA・サバレンカら強豪を破り、四大大会で初優勝を飾りました。今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク137位のD・サビル(オーストラリア)、2回戦では同38位のK・ボールター(イギリス)に6-1, 6-3のストレートで快勝し3回戦進出を果たしました。
ケニンの挑戦
26歳で世界ランク30位のケニンは、同大会3年連続6度目の出場で、2020年には準優勝を飾っています。今大会は2回戦で同75位のV・アザレンカを7-6 (7-5), 6-4のストレートで下しての勝ち上がりでした。
試合のハイライト
3回戦の第1セット、キーズは3度あったブレークポイントを活かすことができず、自身は第7ゲームでブレークを許して先行されます。それでも第2セット、第3ゲームで0-40からキープに成功したキーズは第6ゲームでブレークを奪い、このセットを取り返します。
ファイナルセット序盤では勢いを失い、0-3とリードを許したキーズでしたが、第5ゲームでブレークを返します。第10ゲームでは3度のマッチポイントを握られるもこれをすべてセーブしたキーズは、直後のリターンゲームでこのセット2度目のブレークに成功。迎えたサービング・フォー・ザ・マッチでは連続でウィナーを決めるなど最後まで攻めの姿勢を崩さず、2時間20分の激闘を制しました。
キーズのコメント
女子テニス協会のWTA公式サイトにはキーズのコメントが掲載されています。
「本当にタフな試合だった。(ケニンは)特に素晴らしいプレーをしていたし、マッチポイントを凌ぐ場面ではとにかく集中して、自分からはミスしないようにと必死だった」
次戦の相手
勝利したキーズは4回戦で世界ランク70位のH・バプティスト(アメリカ)と対戦します。バプティストは3回戦で同68位のJ・ブザス・マネイロ(スペイン)を下しての勝ち上がりです。