早田ひな、男子ダブルス金メダルに触発され「世界一になる決意」
早田ひな選手が男子ダブルス金メダルに触発され、自身も世界一を目指す決意を語りました。

2025年5月26日、カタールで開催された卓球世界選手権に挑んだ選手たちが帰国しました。女子シングルスでベスト8に入った早田ひな選手は、「楽しい世界選手権だった」と振り返りました。
昨年のパリオリンピック女子シングルスでは、手首の負傷がありながらも銅メダルを獲得した早田選手。今大会でも「手首の状況もあって出せないサーブや技術がいまでも続いている」と話しますが、4回戦では中国の石洵瑶選手に4-2で勝利を収めました。
2大会連続メダルがかかった準々決勝では、中国の陳幸同選手に敗れましたが、「よくこれだけやったよなって。満足なベスト8だった。3回戦(チェコのマテロバー戦)で負けていた可能性もあった。中国選手に1回勝つのも今の現状では厳しいと思っていた。満足しています」と振り返りました。
また「練習をしてきたこと、していないことまで力を出せて、ベスト8だった。練習量が落ちていろいろ制限がある中で、自分としては後悔がない」と充実した表情をみせました。
大会最終日には、男子ダブルスで戸上隼輔選手と篠塚大登選手のペアがこの種目日本勢で64年ぶりの金メダルを獲得。日本選手団一丸でスタンドから声援を送りました。
「金メダルをみてすごい勇気をもらった」と早田選手。「自分のペースで2人みたいに世界一になりたい」と力を込めました。