J2リーグ第18節:水戸ホーリーホックの快進撃と長崎戦の徹底分析
2025年J2リーグ第18節で水戸ホーリーホックが長崎に3-0で快勝。新戦力の活躍と徹底したマークが勝利の鍵となった。

水戸ホーリーホックの快進撃
2025年J2リーグ第18節、水戸ホーリーホックはケーズデンキスタジアムでV・ファーレン長崎を3-0で下し、クラブ最多タイの5連勝を達成しました。この勝利により、水戸は順位表で4位に浮上し、J1昇格争いで存在感を示しました。
新戦力の活躍
今シーズン、水戸はGK西川幸之介、左CB大森渚生、右CB飯田貴敬、FW渡邉新太、FW奥田晃也らを補強し、戦力を大幅に強化しました。特に、J3のアスルクラロ沼津から加入したMF津久井匠海は9得点3アシストを記録し、大学時代に練習参加したCB鷹啄トラビスもFCティアモ枚方から迎え入れました。これらの新戦力がスタメンを確保し、ボールを保持しながらチャンスを作り出すスタイルに磨きがかかっています。
長崎戦の徹底分析
この試合では、前半10分までに3ゴールを奪い、GK西川のビルドアップ時の配球とFW渡邉の決定力がスコアに結びつきました。さらに、長崎のエースであるマテウス・ジェズスへの徹底したマークも勝利の要因でした。CB鷹啄を中心に厳しくチェックし、前を向かせないことを徹底しました。6分に記録された2点目は、センターサークル付近で鷹啄がマテウスとのデュエルに挑み、ボールを保持させなかったことをきっかけとしています。
リーグ全体の状況
リーグ全体では、首位を快走してきたジェフユナイテッド千葉がスローダウンしており、4月29日の12節以降は1勝4分2敗と苦戦しています。2位のRB大宮アルディージャとの勝点差は「3」で、勝点34のRB大宮は天皇杯の関係で消化試合数がひとつ少ない状況です。3位のベガルタ仙台は勝点「33」、4位の水戸と5位の徳島ヴォルティスは「32」となっています。
今後の展望
シーズン折り返しを前にして、J1自動昇格圏の2位以内も、プレーオフ出場の6位以内も、先が読めない展開となっています。水戸ホーリーホックは今後の試合でも連勝を続け、J1昇格を目指していくことが期待されます。