2025年6月21日、F1世界選手権第9戦スペインGPがカタルーニャ・サーキットで開催され、マクラーレンのオスカー・ピアストリが優勝を飾りました。チームメイトのランド・ノリスも2位に入り、マクラーレンは今シーズン52回目のワン・ツーフィニッシュを達成しました。

レースのハイライト

ピアストリは予選から圧倒的な速さを見せ、決勝でもその勢いは止まりませんでした。スタートからリードを奪い、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）の追撃を振り切り、シーズン5勝目を挙げました。フェルスタッペンはDRSを利用して一時は0.3秒差まで詰め寄りましたが、ピアストリはその後ペースを上げて引き離しました。

チーム戦略の勝利

マクラーレンはフェルスタッペンの3ストップ戦略に対しても的確に対応。ノリスが2番手に浮上した13周目にはすでに4秒差をつけており、その後も安定したペースでレースをリードしました。終盤のセーフティカー出動による波乱もありましたが、マクラーレンの1-2体制は最後まで揺るぎませんでした。

フェルスタッペンの苦戦

フェルスタッペンは終盤のセーフティカー時にハードタイヤを選択せざるを得ず、再スタート時にグリップを失い順位を落としました。さらに、ジョージ・ラッセル（メルセデス）との接触で10秒ペナルティを受け、わずか1ポイントしか獲得できませんでした。

今後の展望

次戦のカナダGPは1週間後の6月15日に開催されます。ピアストリとノリスの差は10ポイントに広がり、今後の選手権争いがさらに熱くなりそうです。