【DeNA緊急分析】敵地でソフトバンクに3連敗! 交流戦苦戦で阪神との差拡大に焦燥
DeNAがソフトバンク戦で劇的逆転負けを喫し、交流戦3連敗で首位阪神との差が2.5ゲームに拡大。昨季日本一の原動力だった敵地強さが通用しない異変を徹底検証。

逆転の行方と守備の綻び
6回表1死満塁の絶好機で牧秀悟内野手が放った左前同点2点適時打は、ベンチの緊張を一気に解き放つ鮮烈な一撃。松尾汐恩捕手(20)が8回に放った勝ち越し打は若手の成長を感じさせる場面だったが、その裏の守備陣の乱れが致命傷に。秋広優人外野手のタイムリーヒットに続き、栗原陵矢内野手の犠牲フライで流れを完全に奪われた。
敵地魔物が消えた?
昨季日本シリーズでは敵地3連勝で日本一に輝いたDeNAだが、まさにその福岡PayPayドームで3連敗を喫する皮肉。石田裕大投手が4回に喫した近藤健介への先制2ランは、変化球の甘さが露呈した決定的シーンだった。
交流戦勢力図の変化
パ・リーグ勢がこの日5試合全勝を記録する中、セ・リーグ勢との対戦成績差が12勝まで拡大。DeNAの高田監督は「パ球団の底力を見せつけられた」と苦渋の表情で語った。特にオリックスの巨人戦3連勝は、両リーグの実力差を如実に物語っている。
首位争いの行方
順位 | チーム | 勝差 |
---|---|---|
1位 | 阪神 | - |
2位 | DeNA | 2.5 |
3位 | 巨人 | 4.0 |
6連敗中の阪神が失速するも、DeNAが追い上げられない現状にファンの焦りが募る。中継ぎ陣の不安定さ(今試合では7回から3投手で4失点)が早期改善の急務だ。