ステファノス・チチパス、テラ・ウォルトマンオープンで激闘制す!新コーチと共に芝シーズン初戦を白星で飾る
ステファノス・チチパスがテラ・ウォルトマンオープン初戦で激闘を制し、新コーチと共に芝シーズンを好スタート。2回戦へ進出。

男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は16日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク25位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が同56位のロレンツォ・ダルデリ(イタリア)を6-4, 3-6, 7-6 (7-5)のフルセットで下し、芝コート初戦を白星で飾りました。
激闘の末の勝利
チチパスは第1セットで第7ゲームにブレークを奪い、リードを守りきり先行しました。しかし、第2セットでは第2ゲームでブレークを許し、自身は1度もブレークポイントを握れずにセットカウントは1-1に。ファイナルセットでは、5度のブレークポイントを握られながらもすべてセーブし、タイブレークに突入。4度目のマッチポイントを取り切ったチチパスが勝利を収め、2回戦へ駒を進めました。
新コーチとの新体制
今大会は、長年ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を支えたゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)氏をコーチに招へいしてからの初の大会であり、芝シーズンの初戦となりました。チチパスは今季、3度の優勝を飾っていた4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で準々決勝敗退。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では予選勝者のマルコ・ジガンテ(イタリア)に敗れ2回戦敗退となり、2018年8月以来、約6年10ヵ月ぶりに世界ランキングでトップ20から陥落しました。
次戦の相手
勝利したチチパスは2回戦で第5シードのフェデリコ・セルンドロ(アルゼンチン)と世界ランク33位のアレックス・ミケルセン(アメリカ)の勝者と対戦します。新コーチとの新体制で不調脱却を目指すチチパスの今後の活躍に注目が集まります。