山中慎介が語る「ノーマンの別格の強さ」と佐々木尽の未来への期待

元WBC世界バンタム級王者・山中慎介が、ノーマンの圧倒的な強さと佐々木尽の今後の可能性について語る。

ノーマンの冷静さと質の高いボクシング

2025年6月19日、東京・大田区総合体育館で行われたWBO世界ウェルター級タイトルマッチ。挑戦者の佐々木尽は、王者ブライアン・ノーマンJr.に挑んだが、初回に2度のダウンを喫し、5ラウンド46秒でKO負けを喫した。この試合について、元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏は次のように語った。

「ノーマンは冷静で、終始落ち着いていました。質の高いボクシングをしていましたね」

佐々木の積極性とノーマンの対応

佐々木は初回から積極的に前に出てパンチを振るも、ノーマンは表情ひとつ変えなかった。山中氏は次のように分析する。

「佐々木は『いってやる』という気持ちが強く、力みもあったと思います。しかし、ノーマンは落ち着き払っていました。佐々木からすれば、距離が合っていないように見えました。リーチの差もあり、佐々木が前に出てもなかなか届かない感じでしたね」

ノーマンの別格の強さ

ノーマンは初回40秒で佐々木のボディへのジャブに左フックを合わせ、いきなりダウンを奪った。山中氏は次のように語った。

「初回で2度のダウンを奪い、見ている人たちに『この王者は明らかに別格だ』と思わせました」

佐々木の今後の可能性

佐々木はダウン後も積極的に前に出たが、ノーマンの身体の強さとパワーの差を感じたという。山中氏は次のように語った。

「佐々木は距離を詰めて何度かいいパンチを打っていましたが、いつものような威力は感じられませんでした。ノーマンの強さを感じましたね」

今後の展望

山中氏は、佐々木の今後の強化に期待を寄せている。

「佐々木はまだ若く、これからもっと成長できる選手です。今回の経験を活かして、次は必ず王者に挑むことができるでしょう」

次に読むべきもの

ビンス・パラスがIBFパンパシフィック・スーパーフライ級タイトルを奪取!KO勝利後の抱きつきシーンも話題
格闘技

ビンス・パラスがIBFパンパシフィック・スーパーフライ級タイトルを奪取!KO勝利後の抱きつきシーンも話題

ビンス・パラスがIBFパンパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチでKO勝利を収め、試合後のラウンドガールへの抱きつきシーンも話題に。

Load More

We use essential cookies to make our site work. With your consent, we may also use non-essential cookies to improve user experience and analyze website traffic. By clicking "Accept," you agree to our website's cookie use as described in our Cookie Policy.