田中希実、五輪女王から学ぶ未来への挑戦 - 陸上女子1500mの新たな地平
田中希実が五輪女王フェイス・キピエゴンから受けたインスピレーションと、今後の競技への意気込みを語る。

田中希実、五輪女王から学ぶ未来への挑戦
田中希実(25=ニューバランス)は、陸上女子1500mで五輪2大会連続代表として活躍している。彼女は、五輪3連覇中のフェイス・キピエゴン(ケニア)から大きなインスピレーションを受けている。先月末、キピエゴンは非五輪種目の1マイル(約1600m)で女子初の4分切りに挑戦し、4分06秒42を記録。田中は合宿先のイタリアでこの映像をチェックし、大きな刺激を得たという。
世界選手権への意気込み
9月の世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権(4~6日、国立競技場)の前日会見で、田中は次のように語った。
「彼女の走りを見ていつか必ず女性が1マイルで4分を切るだろうと思った。私自身からは目指したいとは全然言えない立場だけど、そういう気持ちを持ったことがもしかしたら将来の自分自身の取り組みにも生きてくるかもしれない」
田中は日本選手権で1500mと5000mに出場予定で、すでに両種目で世界選手権の参加標準記録を突破している。3位以内で代表に内定するため、確実な結果を出すことに意気込んでいる。
世界での勝負に向けて
田中は、世界でも勝負するための最適なレース展開を探ることに注力している。約2か月後の大舞台に向けて、彼女が躍進へのヒントを見つけ出すことができるか、注目が集まっている。