Bリーグ島根スサノオマジックのホーム戦会場問題:カミアリーナの渋滞と駐車場不足の解決策は?
Bリーグ島根スサノオマジックの2025-26シーズンのホーム戦会場となるカミアリーナでは、駐車場不足と渋滞が懸念されています。クラブ側が検討している対策を紹介します。

バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)・島根スサノオマジックの2025~26シーズンのホーム戦が主にカミアリーナ(出雲市大社町北荒木)で開催されることに伴い、試合前後の道路渋滞が懸念されています。駐車場台数が絶対的に不足していることに加え、会場へのアクセス道路が限られているため、クラブ側は混雑緩和のための方策を模索しています。
カミアリーナの現状
カミアリーナの駐車場は約1,000台分しかなく、周辺の駐車場を含めても1,700台分しかありません。さらに、他のイベントが開催されている場合には、これらの駐車場も使用できない状況です。
アクセス道路の問題
会場へのアクセス道路は、東側の県道28号と西側の県道162号に限られており、双方とも約1キロ先に信号があります。これまでのスポーツイベントでも渋滞が発生しており、3,000人を超えるファンが訪れるスサノオマジックの試合後には、さらに大規模な渋滞が予想されます。
ファンの声
松江市鹿島町佐陀本郷の団体職員、佐々木愛さん(36)は、2023年11月にカミアリーナで行われたホーム戦後、駐車場を出るのに1時間以上かかったと述べています。「仕方ないとはいえ、毎回渋滞を経験するのはつらい。次のシーズンは現地で観戦する回数が減るかもしれない」と話しています。
クラブの対策
クラブ側はこの問題を重く受け止めており、シャトルバスの運行や公共交通機関との連携を検討しています。クラブ関係者は「松江開催でも一部駐車場(県立プール跡地)の料金をクラブ側が払うなど投資を行っている。自家用車で観戦した場合は、何らかの渋滞は避けられないという認識を皆さんに持ってもらえれば」と述べています。
今後の展望
島根スサノオマジックは2026~27年シーズンに始まるトップカテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」に参入する予定です。5,000人以上を収容し、VIP席を備えたアリーナ整備が参入条件で、松江市は2025年8月から1年1カ月をかけて市総合体育館(松江市学園南1丁目、収容人数約4,500人)を改修する予定です。
クラブ側は、これらの課題を解決するために、さらなる対策を検討しており、ファンの皆さんが快適に試合を観戦できる環境を整えることを目指しています。