ラグビー日本代表・竹内柊平が第2の故郷・北九州で特別な一戦に挑む
ラグビー日本代表の竹内柊平が、第2の故郷である北九州市でのウェールズ戦に挑む。特別な一戦への思いを語る。

ラグビー日本代表は5日、北九州市のミクニワールドスタジアム北九州でリポビタンDチャレンジカップのウェールズ戦に臨む。九州共立大出身で同市を「第二の故郷」と語るプロップ竹内柊平(前浦安)にとっては特別な一戦だ。
竹内柊平の特別な思い
183センチ、115キロの竹内は大学4年時の2019年に全国大学選手権に初出場し、今回と同じ会場で行われた初戦で朝日大に敗れた。ウェールズとは同年のワールドカップ(W杯)日本大会の際に交流。「僕が大学の最後に負けた場所で、当時ラグビーを教えてもらったウェールズと対戦するのはわくわくする」と感慨深げに話した。
九州共立大での経験
宮崎工高から進学した九州共立大で「お世話になった人にラグビーで恩返しがしたい」と日本代表を志すように。ナンバー8やロックから社会人でのプロップ転向を決め、合同トライアウトを経てトップリーグ(現リーグワン)入りを果たした異色の経歴を持つ。
代表デビューと成長
22年に代表デビュー。23年W杯出場は逃したが、ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の下で飛躍し、昨年はテストマッチ10試合に出場した。同HCは「スクラムをしっかり安定させるところとグラウンドワークは高いエナジーを持ってプレーしてくれる」と評価する。
特別な一戦への意気込み
「世代別代表なんてかすりもしなかった」学生時代は想像できなかった大舞台。「だからこそ、試合ができることは本当に特別」。大学時代に思い描いた「恩返し」を最高の形で実現する。