鍵山優真、ミラノ五輪へ向けて「トゥーランドット」で金メダルを目指す
鍵山優真がミラノ五輪に向けて「トゥーランドット」をフリープログラムに選び、金メダル獲得を目指す。

フィギュアスケートのミラノ・コルティナ五輪対策合宿が5日、大阪・関空アイスアリーナで行われ、報道陣に公開されました。22年北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は、今季のフリープログラムに「トゥーランドット」を選んだと発表しました。
「トゥーランドット」は、06年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんや18年平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨さんが使用したオペラの名曲です。しかし、鍵山選手のアレンジは歴代の偉大な選手たちとは一味違うものとなっています。
鍵山選手は、「最初は何この曲?となって、後からこれだったんだという反応が楽しみ」と話し、独自のアレンジに自信を持っている様子です。決まった当初は不安もあったが、チームからの「優真なら絶対できる」という言葉に背中を押されました。
ショートプログラムと同じくローリー・ニコル氏が振り付けを担当し、楽曲は5曲ほどの中から、ほかの選手とかぶらないように選択されました。候補の中には佐藤俊がフリーで演じる「火の鳥」も含まれており、「僕は推してた。それを使ってたらたぶんかぶってた。奇跡的にかぶらずということで(笑)」と話しました。
この日、フリーを滑ることはなかったが、「自信を持って臨める」とすでに手応えをつかんでいる様子です。目標とするミラノ五輪金メダル獲得へ、さらに仕上げていく予定です。