日本代表の新星・大関友翔、中村憲剛を意識したプレーで存在感示す【東アジアE-1選手権2025】
日本代表の大関友翔が、東アジアE-1選手権2025で中村憲剛を意識したプレーを披露。代表デビュー戦で存在感を示した。

サッカー日本代表は、2025年7月8日に開催された東アジアE-1サッカー選手権決勝大会の第1戦でホンコン・チャイナと対戦し、6-1で勝利を収めました。この試合で後半途中からピッチに立ち、代表デビューを飾ったのが大関友翔選手です。
大関選手は試合後、自身のパフォーマンスについて振り返りました。62分にピッチに立った彼は、「シュートチャンスを常に狙っていました。押し込む展開が多かったので、ニアゾーンやゴール前にどれだけ入っていけるかを意識してプレーしました」と語りました。彼は3列目から追い越す動きを見せ、積極的にゴール前に顔を出しました。
また、ボランチでコンビを組んだ稲垣祥選手との連係についても触れ、「2人でボランチとしてのバランスを確認していました。前に入っていくか、下がるかの役割分担もできた」と述べ、限られた準備期間ながらもスムーズに連係を築けていたことを明かしました。
特に注目されたのは73分のプレーです。大関選手はピンポイントのフライパスから中村草太選手の決定機を演出しました。惜しくも得点にはつながりませんでしたが、彼の持ち味を発揮した象徴的なシーンでした。このプレーについて大関選手は、「イメージは中村憲剛さんです。ウズベキスタン戦の岡崎慎司選手に出したパスを意識しました。もうちょっとスピードがあれば草太くんも余裕を持ってトラップできたかなと思います」と振り返りました。
大関選手は、所属する川崎フロンターレの先輩である中村憲剛選手を「ロールモデル的な存在」と認めており、今回の試合では中村選手が背負っていた背番号14でプレーしました。
第2戦は7月12日の中国戦です。大関選手は「スタートラインに立てた」と語り、「チャンスがある限り得点も狙いたい。次の中国戦は大事になるので、自分がどう関われるか意識していきたい」と、次戦への強い意欲を見せています。
日本代表の新星・大関友翔選手の今後の活躍に期待が高まります。