牧野高校の名ノッカー・福島愛理、不屈の精神でチームを鼓舞
牧野高校の女子部員・福島愛理さんが、不屈の精神でチームを鼓舞し、名ノッカーとして活躍した感動のストーリー。

牧野高校の名ノッカー、福島愛理さんの奮闘
2025年7月18日、第107回全国高校野球選手権大阪大会3回戦で、牧野高校の女子部員・福島愛理さん(3年)が試合前のノッカーを務めました。彼女は大声で指示を出しながらも、部員たちの緊張をほぐすために笑顔を絶やしませんでした。
ソフトテニスから野球へ
福島さんは中学生のころからソフトテニスをしており、運動神経には自信がありました。野球部では最初、マネジャーとして活動していましたが、2年生の夏からバットを振り始めました。選手と一緒に素振りをし、打撃練習にも参加。家でも筋トレに励み、その努力が実を結びました。
監督の評価
新山佳太監督(34)は「今では外野の定位置までフライが打てる名ノッカーになりました」と福島さんの成長を評価しています。
試合中の活躍
試合中、福島さんはスタンドで応援しました。九回裏、先頭打者が出塁したが、次打者のセンターライナーで走者が戻れず、ダブルプレーに。そのとき、「いける!まだ牧野は負けてへん!」と大声を発し、チームを鼓舞しました。
仲間たちのメッセージ
最後の打者がアウトになると、福島さんは帽子に顔をうずめて泣きました。彼女の帽子のつばには、「必勝」「ノックたのみます」といった仲間たちのメッセージがびっしりと書き込まれていました。
福島愛理さんの不屈の精神とチームへの貢献は、牧野高校の選手たちにとって大きな支えとなっています。