「ごっつくなったでしょ?」井上未唯奈が描く新世代の星軌跡 世界選手権へ向けた心技体の進化論【SAGA久光スプリングス】
19歳のミドルブロッカー井上未唯奈が女子U21世界選手権日本代表に選出。181cmの長身を武器に攻守で存在感を示す新星が、代表入りした先輩北窓絢音の背中を追い、世界舞台での飛躍を誓う。体の厚み増しとブロック技術向上に焦点を当てた成長ストーリー。

新星の覚醒
181cmの長身を活かした空中戦で注目を集めるSAGA久光スプリングスの井上未唯奈(19)。2025年8月開催のU21世界選手権日本代表に選出され、攻撃面ではクイック攻撃の決定率58.3%(2024-25シーズンVリーグデータ)を記録。守備では平均ブロック成功数1.8回と、若手ながら攻守両面で存在感を発揮している。
チーム戦略と成長の可能性
チームのミドルブロッカー陣再編で急浮上した井上は、平山詩嫣(24)とのコンビ強化が急務。2024-25シーズンの練習試合ではブロック参加率82%を達成し、監督陣から「読む力が2年目で飛躍的に向上」(佐々木監督談)と評価された。
進化する身体能力
- 筋肉量:入団時比+15%(チーム測定データ)
- 垂直跳び:前年比+5cm(現在298cm)
- 食事管理:1日3,500kcal摂取を徹底
「体幹トレーニングで腹斜筋を重点強化。ブロック時の体の捻りに直結しています」と自身の肉体改造を語る。
先輩選手からの影響
日本代表入りした北窓絢音(21)から受け継いだ3つの心得:
- 試合前のアイスマスクで集中力向上
- データ分析ノートの作成
- サーブレシーブ時の視線管理
世界への挑戦
インドネシア・スラバヤ大会では対戦予定のイタリア戦を最大の見せ場と位置付け。「欧州選手のパワーに負けないブロックフォーメーションを」と、国際戦で通用する戦術習得に注力中だ。