琴勝峰、名古屋場所で初優勝!人情深き力士の軌跡
琴勝峰が名古屋場所で初優勝を果たし、その人情深い性格と努力の軌跡を紹介。

琴勝峰、名古屋場所で初優勝
2025年7月27日、名古屋場所の千秋楽で、東前頭15枚目の琴勝峰(25)が13勝2敗の成績で初優勝を果たしました。IGアリーナ初代覇者として歴史に名を刻んだ琴勝峰は、3敗の東前頭筆頭・安青錦(21)を突き落とし、昨年春場所の尊富士以来となる史上38回目(37人目)の平幕優勝を達成しました。
兄弟子との切磋琢磨
琴勝峰は、兄弟子の大関・琴桜(27)とともに佐渡ケ嶽部屋で切磋琢磨してきました。その努力がついに実を結び、大器が開花した瞬間でした。秋場所は9月14日から東京・両国国技館で行われます。
人情深き力士
琴勝峰は口数は少ないが、生真面目で人情深い性格で知られています。2018年初場所、当時のしこ名は琴手計で、まだ序ノ口だった頃。琴奨菊(現秀ノ山親方)らが稽古する土俵脇で塩持ちをしながら、関取衆の動きを凝視。まげも結えない短髪の18歳は貪欲に技を盗んでいました。
琴剣さんの似顔絵入りどんぶり
新十両になった際には、現役だった琴奨菊から「後援者へのあいさつ回りで名刺代わりになれば」と、元力士で相撲漫画家の故・琴剣さんが描いた似顔絵入りどんぶりを300個プレゼントされ、涙を流して喜びました。
師匠の期待
入門直後から師匠・佐渡ケ嶽親方が「最低でも大関、最高の横綱になれるように」と期待する大器。しこ名にある「峰」は頂点の意味も込められています。25歳の初賜杯は、まだ序章に過ぎません。
今後の活躍に期待
琴勝峰の今後の活躍に期待が寄せられています。彼の努力と人情深さが、さらなる高みへと導くことでしょう。