【五輪シーズン直前】千葉百音が京都で強化練習 サルコウジャンプの精度向上に注力「足が限界でも正確な軌道を」
世界選手権銅メダリスト・千葉百音が京都で公開練習を実施。サルコウジャンプの精度向上に焦点を当てたトレーニング内容と、9月開幕のチャレンジャーシリーズに向けた意気込みを詳細リポート。

五輪シーズンへ向けた戦略的トレーニング
フィギュアスケート女子のエース・千葉百音(20)が8月20日、京都・宇治市の練習拠点でメディア向け公開練習を実施。今季フリープログラム『ロミオとジュリエット』に合わせた滑走では、特にサルコウジャンプの軌道修正に重点を置いたトレーニングが注目された。
技術面の強化ポイント
- ジャンプ軸の安定化トレーニング
- 着氷時の体重配分調整
- 音楽のビートに合わせたエッジワーク練習
- 連続ジャンプの成功率向上メソッド
「苦手要素は通常の2倍練習します」と語る千葉選手。サマーカップ2位の経験を踏まえ、「疲労状態でも正確なジャンプ軌道を維持するための体幹トレーニング」を新たに導入したことを明かした。
メンタルマネジメント戦略
「プレッシャーは必然的なものと認識しています。今シーズンは特に『客観的な自己分析』と『即時修正能力』を磨くことが課題」
五輪イヤーを控え、練習後半では競技心理学者との連携プログラムを導入。ジャンプ失敗時のリカバリー手法や、試合中の集中力持続トレーニングに取り組んでいる様子が確認された。
今季の戦術的目標
- プログラム構成点の最大化
- ジャンプ基礎点の5%向上
- ステップシークエンスのレベル4獲得
- スピン要素のオリジナリティ強化
9月5日開幕のチャレンジャーシリーズでは「技術審査員の厳しい目を想定した演技構成」を採用する方針。コーチ陣と共同開発した新たなジャンプ入り手法の実戦投入が予定されている。