バルセロナ、バレンシアを圧倒し国王杯ベスト4進出

2025年2月7日、コパ・デル・レイ（スペイン国王杯）準々決勝でバルセロナはバレンシアを敵地メスタージャで5-0で粉砕しました。バルセロナにとってこの試合は、今シーズン獲得が期待される重要なメジャータイトルであるコパの進出をかけた戦いでした。

フリック監督は、GKシュチェスニー、DFバルデ、クバルシ、エリック・ガルシア、クンデ、MFペドリ、フレンキー・デ・ヨング、フェルミン、FWハフィーニャ、フェラン、ヤマルを先発させ、戦力を確保しつつ急成長を遂げているバレンシアに挑みました。

試合開始早々、バルセロナは4分に先制点を奪います。バルデの長いパスから、バレンシアの下部組織育ちのフェランが抜け出し、冷静に右足でネットを揺らしました。

続いて18分、ハフィーニャのスルーパスからヤマルのシュートがポストに当たり、再びフェランが押し込むことで2-0。24分にはペドリの浮き球からフェルミンがディミトリエフスキをかわし無人のゴールに流し込んで3-0とリードを広げます。

前半30分には、再びペドリの絶妙な浮き球に反応したハフィーニャがボールを落とし、フェランが右足でシュートを決めてハットトリックを達成。バルセロナは前半だけで4-0とし、試合の主導権を完全に握りました。

バレンシアのサポーターはチームの低迷に不満を募らせ、前半のうちに帰路につく姿も見受けられました。試合後半も、バルセロナが主導権を握り59分にヤマルがグラウンダーのシュートで5点目をもたらします。結局、試合は5-0で終了し、バルセロナは準決勝に進出。

準決勝への進出は、バルセロナに加えアトレティコ・マドリー、レアル・マドリー、レアル・ソシエダの四チーム。組み合わせ抽選は12日に行われる予定です。