元世界 16 位バシラシヴィリが WC を獲得できず苦言「常識がお金より大切」
男子テニスの元世界 16 位バシラシヴィリが、カタール・エクソンモービル・オープンでワイルドカードを獲得できず、大会側に苦言を呈した。

元世界 16 位バシラシヴィリが WC を獲得できず苦言「常識がお金より大切」
男子テニスで世界ランク 148 位の N・バシラシヴィリ(ジョージア)が 15 日、自身インスタグラムのストーリーズ(24 時間で消える投稿)を更新。今月 17 日に開幕するカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、ハード、ATP500)で 2021 年にタイトルを獲得したにも関わらず、今回ワイルドカード(主催者推薦)を得られなかったことについて「お金やスポンサーが影響を与えるのは理解しているけど、それ以上に大切なのは常識だ」と苦言を呈した。さらに「今後再びこの大会でプレーすることは決してない」と明かした。
32 歳で元世界ランク 16 位のバシラシヴィリはこれまでに 5 度のツアータイトルを獲得。2021 年のカタール・エクソンモービル・オープンでは元世界ランク 1 位の R・フェデラー(スイス)ら強豪を退け決勝へ進出。決勝では第 5 シードの R・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下し優勝を果たした。さらに翌年、同大会に第 3 シードとして出場すると再び決勝へ駒を進め、バウティスタ=アグ にリベンジを許して準優勝となったものの、2 年連続での決勝進出を果たした。
しかし今回、バシラシヴィリ はワイルドカードを与えられず、予選ドローにも入ることができなかった。これについてバシラシヴィリ は自身の SNS を更新し、大会側へ苦言を呈した。
「僕は 2021 年にタイトルを獲得し、2022 年にも決勝に進出したにも関わらず、ドーハの大会でワイルドカードを得ることができなかったことを伝えるのは心が痛む。予選ドローにも入れなかった。僕は何もかも簡単には手に入らないことには慣れているけど、今回は本当に辛いよ」
「僕はカットオフギリギリで外れてしまった。お金やスポンサーが影響を与えるのは理解しているけど、それ以上に大切なのは常識だ。カタールには素晴らしい瞬間や思い出をもらい、これらは一生忘れない。でも、これだけは約束する。僕はプロとしてここで再びプレーすることは決してない」