ロコ・ソラーレ、日本勢対決を落とし GS 最終戦は連敗スタート…北海道銀行に最終エンドで勝ち越し許す
カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」で、初戦を落としたロコ・ソラーレは日本勢対決に敗戦し連敗スタートとなった。

ロコ・ソラーレ、日本勢対決を落とし GS 最終戦は連敗スタート…北海道銀行に最終エンドで勝ち越し許す
カナダ・トロントで開幕したグランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」で、初戦を落としたロコ・ソラーレ(Fujisawa)は日本時間 9 日、北海道銀行(Tabata)との日本勢対決に臨むも 5―7 で敗戦。連敗スタートとなった。
序盤から苦戦
序盤から滑りと曲がりの強いアイスに両軍は苦慮しながらハウスにストーンを送り込んでいく。後攻を持ったロコ・ソラーレは第 1 エンドに 1 点を取り、続く第 2 エンドは先攻ながらスキップ・藤澤五月の最終投で効果的なダブルテイクアウトが決まり、スティールを記録する。
北海道銀行が同点に
2 点を追う北海道銀行は第 3 エンド、スキップの田畑百葉が投げる時点でハウスの中に自軍の石がない劣勢な展開ながら、田畑は 1 投目にカムアラウンド、2 投目にレイズと、精緻なショットを 2 本決めて同点にした。
互角の展開
第 4 エンドはロコ・ソラーレ、ハーフタイムを挟んで第 5 エンドは北海道銀行がそれぞれ 1 点を加えるなど、序盤から中盤までは互角の展開となった。
第 6 エンドで動く
試合が大きく動いたのは第 6 エンドだ。第 3 エンドと逆の形で、藤澤の 1 投目までにハウス内にはロコ の赤石はなかったが、藤澤は 1 投目でカムアラウンドを決め、田畑がそれを触りに行くが出し切れず。藤澤は中央にドローを沈め。この試合初の複数得点を記録した。
シーソーゲームが続く
しかし、シーソーゲームは続く。第 7 エンドは後攻の北海道銀行のカムアラウンドが冴えた。セカンド山本冴、サード仁平美来、田畑がセンター線を制すショットを投げて 2 点。三たび同点とした。
北海道銀行が逆転勝ち
迎えた最終第 8 エンド、勝ち筋を求めて粘り強くセンター戦を挑む北海道銀行。ラストロックまでになんとかセンターガードと No.1 ストーンを配置すると、No.1 を狙った藤澤のラストロックはハウス手前で曲がってしまいガードに干渉し万事休す。今季主要大会でロコ・ソラーレ に負けなしの成績を収めていた北海道銀行がスチールで 7-5 とし、逆転勝ちを収めた。
試合後のインタビュー
試合後のインタビューではセカンドの鈴木夕湖が「(ストーンが)曲がりすぎているミスが多くて、同じミスを繰り返してしまった」と課題を挙げながらも「その日のアイスに合わせられるようにコミュニケーションをとってショットを決めていきたい」コメント。2 敗からの巻き返しを誓った。第 3 戦は 10 日 21 時からチーム・ギム(Gim)と対戦予定だ。