両角兄弟、ミラノ・コルティナ五輪への挑戦再始動
両角兄弟がミラノ・コルティナ五輪を目指し、新たな挑戦を開始。兄の友佑は来季を準備期間と位置づけ、弟の公佑は新たなチームを探す決意を語る。

カーリング男子のTM軽井沢は、来年のミラノ・コルティナ五輪出場への道が断たれ、2024~25年シーズンまでのメンバーでの活動に終止符を打った。この中で、両角兄弟が新たな挑戦を開始する決意を語った。
両角友佑の決意
兄の友佑(40)は、「世界と戦えないとか、プレーヤーとしてできることがないという感覚はまだない」と述べ、迷わず競技続行を決めた。来季は「準備期間」と位置付け、新たなメンバーを焦らず検討しながら練習を継続する。「いつチームが始動できることになっても、毎回のオリンピックを狙う気持ちでいたい」と語る。また、女子の中部電力のコーチも続ける予定だ。
両角公佑の新たな挑戦
弟の公佑(36)は、直近2シーズンはリザーブとしてチームのサポート役を務めたが、競技を続けるか悩んだという。「恩返しの気持ちも込めて、もう一度プレーしている姿を皆さんに見てもらいたい」との思いから、新たなチームを探すことを決めた。8位だった平昌五輪は不完全燃焼に終わったといい、「もう一度チャレンジして、実力を出し切りたい」と意欲を示す。
日本カーリングの現状
両角友は「日本のレベルは上がっているが、世界との差は開いている」と分析する。日本は男女4人制、混合ダブルスの全3種目で来年の五輪出場枠を獲得できておらず、12月の最終予選に回った。両角公は「五輪は今までカーリングに興味がなかった人も注目してくれる機会」と語り、選手にエールを送った。
両角兄弟の新たな挑戦が、日本カーリング界に新たな風を吹き込むことを期待したい。