NCAA 男子バスケットボール決勝戦、フロリダ大が接戦制し 3 度目のチャンピオンに

2025 年 4 月 6 日(現地時間 5 日)、全米大学の頂点を決める NCAA トーナメントの FINAL4 がテキサス州サンアントニオで行われました。

フロリダ大が接戦を制し 3 度目のチャンピオンに

4 月 6 日(現地時間 5 日)全米大学の頂点を決める NCAA トーナメントの FINAL4 がテキサス州サンアントニオで行われ、第 1 試合はフロリダ大学がオーバーン大学と、同日第 2 試合はデューク大学がヒューストン大学とそれぞれ対戦した。

フロリダ大 vs オーバーン大

フロリダ大 vs オーバーン大の対戦は前半から、3 ポイントシュートの応戦など点の取り合いが続く。オーバーン大がインサイドのジョニー・ブルームを起点にスコアを重ねリードを広げ、前半をオーバーン大がリードして終わる。しかし後半に入るとフロリダ大が反撃。連続 3 ポイントで 49ー49 の同点に追いつくと、そこから再び一進一退の攻防に。この大接戦は、残り 2 分をきった段階で 3 点リードしていたフロリダ大が終盤に 2 つのバスケットカウントを決めリード。フロリダ大が 79ー73 で食らいつくオーバーン大を振り切りチャンピオンシップへ駒を進めた。

ヒューストン大 vs デューク大

同日 2 試合目のヒューストン vs デュークは、NBA ドラフト 2025 で 1 位指名が予想されるクーパー・フラッグが登場し注目を集めた。期待のフラッグは見事なダブルクラッチを見せるなど一時はデューク大が 11 点リードする展開に。しかしヒューストン大もミロス・ウザンの 3 ポイントなどで点差を縮め前半を終える。その後もデューク大ペースで試合が進み残り時間 3 分をきった時点でも 9 点ビハインドとヒューストン大にとって苦しい状況に。しかし終盤、ヒューストン大は見事なディフェンスプレーから 3 ポイントやプットバックダンクなどで点差をつめ、残り 19.6 秒で獲得したフリースローを確実に決め 1 点リードを奪い、最終スコア 70−67 でヒューストン大が逆転勝利を収めた。

フロリダ大 vs ヒューストン大

そして最後の舞台、フロリダ大 vs ヒューストン大の決勝は 8 日(現地時間 7 日)に行われた。序盤からお互いにディフェンスの強度が高く接戦が続く展開でヒューストン大が 3 点リードで前半を終える。後半残り時間 1 分をき切ってフロリダ大が 1 点ビハインドの場面で、ブロックからボールを奪うと、ファストブレイクからアリヤ・マーティンがフリースローを獲得。これを 2 本沈め 1 点リードを奪う。さらにヒューストン大のターンオーバーを誘発させフリースローで 2 点リードする。

最後のポゼッションでヒューストン大は残り 4.7 秒でエマニュエル・シャープが逆転の 3 ポイントを狙うもブロックに反応しボールをフロアに。自身で保持するとトラベリングになるためルーズボールとなり、このボールフロリダ大が保持。ルーズボールとともに勝利をものにした。

優勝を果たしたフロリダ大はウィル・リチャードが 4 本の 3 ポイントを含む 18 得点とチームけん引。リードを許しながらもディフェンス強度を上げ、チームバスケットボールを展開。チームアシスト数で 14 対 5 の 9 本差と大きくリードし、3 選手が 2 ケタ得点を記録したフロリダ大が、18 年ぶり 3 度目の NCAA チャンピオンに輝いた。

次に読むべきもの

Load More