小林誠司の守備力とリードが巨人の連覇に不可欠な理由

小林誠司（35）は、今シーズン1軍出場がまだないが、その守備力とリードは巨人の連覇に不可欠だ。彼は「打てない捕手」というレッテルを貼られているが、その真価は数字に表れない「見えない力」にある。

守備力の高さ

小林は「リード」「フレーミング」「ブロッキング」「スローイング」など、すべてのディフェンススキルにおいて、現役捕手の中でもトップクラスだ。特に試合終盤の守備固めでは、その安定感が光る。

投手陣との信頼関係

小林は投手陣との信頼関係が厚い。例えば、昨年までのエース・菅野智之とのバッテリーでは、小林の的確なリードと精神面でのサポートが菅野の復活に大きく寄与した。

ベテランとしての経験

ベテランとなった小林は、少ない出場機会で全力を尽くす「職人型捕手」として、チームに貢献する。特に短期決戦での高水準の守備パフォーマンスが期待される。

甲斐拓也との共存

今季から正捕手となった甲斐拓也の加入で、捕手陣の層は厚くなった。しかし、フルシーズンを一人で戦い抜くには限界がある。小林の存在は、甲斐の疲労やバッテリー間の流れが悪くなった際の強力なバックアップとなる。

巨人の捕手ローテーション

甲斐の総合力、大城卓三の打撃力、そして小林の守備力という三者三様の特徴を活かし、戦況に応じて柔軟に起用していくことで、巨人は12球団でも屈指の捕手ローテーションを構築できるだろう。

結論

小林誠司のような守備のプロフェッショナルを1軍に置くことは、今シーズンの巨人にとって必要不可欠だ。彼の経験と安定感は、チームの連覇に向けた重要な要素となる。