2025年F1エミリア・ロマーニャGP:ハミルトンが12番手から4位に躍進、フェラーリのホームグランプリで最高の気分
2025年F1エミリア・ロマーニャGPで、ルイス・ハミルトンが12番手から4位に躍進。フェラーリのホームグランプリで最高の気分を味わう。

ハミルトンの予選からの大逆転
2025年F1エミリア・ロマーニャGPで、フェラーリのルイス・ハミルトンは予選で苦戦し、12番手からのスタートとなった。しかし、決勝では見事なレース運びで4位に躍進し、移籍後ここまでの最高位をチームのホームグランプリで達成した。
フェラーリの戦略とチームワーク
フェラーリは今回、リヤコーナー、リヤウイング、ビームウイングをアップデート。予選では苦しんだものの、決勝でその効果を発揮し、ダブル入賞を果たした。ハミルトンはハードタイヤでスタートし、バーチャルセーフティカー導入時にピットイン、その後アントネッリをかわして5番手に浮上。セーフティカー出動時に2回目のピットストップを行い、フレッシュなハードタイヤでリスタート。最終スティントを7番手から始め、ジョージ・ラッセル、アルボン、ルクレールを抜いて4位でフィニッシュした。
ハミルトンの喜びの声
ハミルトンは、インラップ走行中に無線でチームに感謝するとともに、「Grazie a Tutti(イタリア語で「みんな、ありがとう」)。ティフォシのみんなも、ありがとう。彼らのために頑張った」というメッセージを発した。彼は、「ティフォシの前で今日、そして今週末走れたことは、今年ここまでで最高のハイライトだ。今季僕たちはマシンに苦しみ、特に予選で苦戦してきたため、大きなプレッシャーがのしかかっていた。だからこそ、力強いレースをしてポジションを上げることができたことを、うれしく思っている」と語った。
ルクレールの6位フィニッシュ
シャルル・ルクレールはミディアムタイヤでスタートし、2周目には9番手に上がった。10周目に1回目のタイヤ交換を行い、ハードタイヤを履いた。29周目にバーチャルセーフティカーが導入されたため、再度ピットに入り、2回目のタイヤ交換でハードタイヤを装着。最終的に6位でフィニッシュした。ルクレールは、「物事がうまくかみ合わないレースも時にはある。そして今日は、まさに僕にとってそういう日だった。バーチャルセーフティカー(VSC)とセーフティカー(SC)のタイミングが、本当についてなかった。最初のVSCでは全く恩恵を受けられず、SC時には適切なタイヤが手元になかった。でもその点については後悔はしていない」と述べた。
次戦モナコGPへの期待
次戦はモナコGP。ルクレールは、「次はモナコだ。厳しい週末になるだろう。あのサーキットは僕たちのマシンの弱点をあぶり出すだろう。かなり特殊なコースで、他のどことも違う形でマシンを走らせなければならない。だからこそ、その特徴をうまく生かし、可能な限り最高の結果を持ち帰りたいと思っている」と語り、次戦への意気込みを語った。