早大・伊藤樹の気迫投球で明大から今季初勝利!ノーノー男の活躍に注目
早大のエース伊藤樹がリリーフで完全投球を披露し、明大から今季初の勝ち点を挙げた。ノーノー男の活躍が光る試合の詳細を紹介。

早大・伊藤樹のリリーフ投球が勝利を呼び込む
2025年5月20日、神宮球場で行われた東京6大学野球の第6週第3日戦で、早稲田大学のエース伊藤樹投手(4年=仙台育英)がリリーフ登板し、1回2/3を完全投球で抑える大活躍を見せた。前日の明大2回戦ではノーヒットノーランを達成した伊藤は、この日も延長10回に自身のバットで追加点をもたらし、2勝1敗で明大から今季初の勝ち点を挙げた。
延長戦での決勝点
試合は6-6の同点で延長戦に突入。延長10回、伊藤はバッテリーを組む吉田瑞樹捕手(4年=浦和学院)のソロホームランで1点を勝ち越し、さらに自身のタイムリーヒットで勝利を決定づけた。投打にわたる活躍で、伊藤は連日のヒーローとなった。
体調不良を乗り越えた気迫の投球
試合後、小宮山悟監督(59)は「実は先週の木曜日に38度の熱があった。話すことさえも苦しい状況だった」と明かし、伊藤の体調不良を代弁した。それでも伊藤は自己最速タイの151キロを計測するなど、気迫みなぎる投球でチームを勝利に導いた。
優勝争いは混戦模様
現時点で優勝の行方は、東大を除く最大5校という混戦状態。首位の明大が次週の法大戦で勝ち点を落とせば、2位の早大にも優勝のチャンスが訪れる。エース・伊藤の存在が、早大の逆転優勝に欠かせない要素となっている。