山県秀のプロ初本塁打が日本ハムを勝利へ導く!早大の3連覇も力に
日本ハムのドラフト5位ルーキー山県秀がプロ初本塁打を放ち、チームを勝利へ導いた。早大の3連覇も力に変え、新庄監督の助言も活きた。

山県秀のプロ初本塁打が決勝点
2025年6月4日、エスコンフィールドで行われた日本生命セ・パ交流戦で、日本ハムの山県秀内野手(23)がプロ初本塁打を放ち、チームを5-4で勝利に導いた。4回2死一塁の場面で、門別の144キロの直球を捉えた打球は左翼ブルペンに着弾。プロ56打席目での初本塁打は決勝2ランとなり、山県は「手にボールの重みが伝わったような、野球人生で一番の感触」と語った。
早大の3連覇が力に
この日、山県の母校である早稲田大学が明大を下し、リーグ戦3連覇を達成した。山県は「試合前に勇気と感動をもらった。節目の日に打つことができてよかった」と話し、母校の吉報を力に変えた。また、早大のエースである伊藤樹とは仲が良く、「暇があったらご飯をおごる友達って感じ。今後おいしいお店に連れていってあげたい」と笑顔を見せた。
新庄監督の助言も活きた
交流戦前日の6月2日、新庄監督はインスタグラムのDMで「ゆっくりタイミングを取って、ポイントを前にして」とメッセージを送った。山県は「ボスは常に自分がどうやったら打てるか見てくれている」と抜群の信頼関係を語り、その助言がメモリアルアーチにつながった。
今後の活躍に期待
新庄監督は「守備もいいし、また面白い選手が出てきた。一時の間、ショートを守ってもらう」とスタメン起用も示唆した。華麗な守備が魅力の23歳がバットでも存在感を高めていくことに期待がかかる。
山県秀のプロフィール
- サイズ&投打: 176センチ、80キロ。右投右打
- 生まれ: 2002年5月1日、新潟・三条市生まれ。23歳。独身
- 球歴: 4歳から野球を始め、東京・国分寺第二中時代は稲城シニア、難関校の早大学院を経て早大に進学。4年春には遊撃でベストナイン。東京六大学リーグでは通算62試合に出場し、197打数54安打の打率2割7分4厘、0本塁打。2024年ドラフト5位で日本ハム入り
- 趣味: 姉の影響で小2からピアノを始め、早大2年まで週1回、教室に通う。得意な曲はショパンの幻想即興曲。入寮時には球団の応援歌「ファイターズ賛歌」の楽譜を持参した
- 特技: 6歳から小6まで体操教室に通う。器械体操がアクロバティックなプレーの原点
- 卒業論文: 「企業の投資リスク」。商学部で再生可能エネルギーや金融などを研究
- 憧れの選手: 鳥谷敬
- 好きな歌手: 登場曲にも使用する「Little Glee Monster」