Ｊ２北海道コンサドーレ札幌のGK高木駿が、3月12日に受けた腰椎椎間板ヘルニアの手術から回復し、全体練習に復帰しました。36歳の誕生日前日となる5月21日、白旗山での練習で術後初めて他の3人のGKと共に汗を流しました。

高木は「みんなとサッカーをやるとすごく楽しい」と満面の笑みで汗をぬぐり、復帰への意欲を見せました。昨シーズンは開幕前日に左膝前十字じん帯を断裂し、出場できませんでした。今シーズンも怪我に見舞われましたが、「自分が入ったらどうできるかとか、復帰した時のことばかり考えていた」と前向きな姿勢を貫きました。

28日からはゲーム形式の練習にも加わる予定で、「6月の実戦を目指していきたい」と2シーズンぶりの復帰に向けて状態向上を図っています。また、22日に36歳の誕生日を迎えた高木は、第2子の長男・翼君の8歳の誕生日と同じ日であることから「僕はおまけです」と苦笑しつつも、「リハビリしてたらみんなと練習時間が違ったりするけど、同じピッチにいられるので。水、かけてくれるかな」と仲間からの祝福を願いました。

高木の復帰は、チームの上位浮上を目指す戦力として大きな期待が寄せられています。また、5日に左太もも裏を痛めたMF林田友兜も21日の練習を全メニュー消化し、「やっと復帰できてうれしい」とほほ笑みました。林田も22日に20歳の誕生日を迎え、「より一層、自覚をちゃんと持ってやっていきたい」と抱負を語りました。

1月の沖縄キャンプ参加後にオファーを受け、名古屋産大を中退し、3月に加入した林田は、「20歳もいい経験ができれば」と天皇杯もある6月の戦線復帰を視野にアピールしていきます。