ソフトバンクの近藤健介外野手（31）が、約2カ月ぶりに1軍に復帰する。4月に腰の手術を受けて離脱していた近藤は、27日の日本ハム戦でチームに戻る。26日には筑後ファーム施設を訪れ、荷物整理を行い、リハビリ担当コーチに感謝の意を表した。

近藤は、昨季MVPとしての実力を再び発揮するため、復帰戦に向けて万全の準備を整えた。彼は「もう万全だし、問題ない。怖さもないけど、より緊張やプレッシャーがかかってくるので、あとは1軍でのアドレナリンに任せたい」と語った。

復帰戦では、日本ハムの有原と伊藤の両エースが待ち受ける。近藤は「絶対的な信頼のある最高のピッチャー」と評する有原をバットで援護する意欲を見せている。また、伊藤に対しては「今年は凄いピッチングをしている。胸を借りるつもり」と真っ向勝負を挑む。

近藤の復帰は、チームにとって大きな励みとなる。故障者続出の中、開幕からスタメン出場を続けている山川の負担を軽減し、打線の強化が期待される。また、近藤自身も通算100本塁打まであと3本と迫っており、「早めに打席をこなせばいく数字。より自分の形で振れるかが大事」と意気込んでいる。

侍ジャパンでの経験を活かし、近藤がソフトバンクの反転攻勢の鍵を握る。彼の復帰がチームにどのような影響を与えるか、今後の試合に注目が集まる。