ステイゴールドの目黒記念勝利から25年:重賞初勝利の感動を振り返る
ステイゴールドが目黒記念で重賞初勝利を収めてから25年。その感動の瞬間と競馬史に残る走りを振り返ります。

ステイゴールドの目黒記念勝利から25年
2000年5月、ステイゴールドは目黒記念で重賞初勝利を飾りました。この勝利は、約2年8か月ぶりのものであり、多くのファンにとって忘れられない瞬間となりました。
ステイゴールドの軌跡
ステイゴールドは、父サンデーサイレンス、母ゴールデンサッシュという名門血統に恵まれました。伯父のサッカーボーイも87年の阪神3歳Sと88年のマイルCSの覇者であり、その血統の強さは一目瞭然です。
苦難の道のり
気性難に悩まされながらも、4歳秋までに3勝を挙げ、菊花賞にも出走しました。その後、中長距離戦線で欠かせない存在となり、5歳時には天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)でGIの2着を3回記録。有馬記念でも3着に入るなど、常に上位を争う存在でした。
目黒記念での勝利
7歳時の天皇賞(春)で4着に終わり、連敗が28に達した状況で迎えた目黒記念。陣営は熊沢重文騎手から武豊騎手への乗り替わりを決断し、必勝を期して伝統のハンデGIIに挑みました。
トップハンデの58kgを背負ったステイゴールドは、中団で脚をためて直線勝負に臨みました。直線では内から脚を伸ばし、残り200mで先頭に立つと、2着のマチカネキンノホシに1馬身1/4差をつけて勝利を収めました。
25年後の記憶
GIIでありながら、四半世紀が経っても語り継がれる一戦。雨中の東京で遂に主役となり、多くのファンから祝福されたステイゴールドの姿は、今も多くのファンの記憶に残り続けています。