早大・伊藤樹、4連投で決勝戦へ!小宮山悟監督の逆転3連覇への意気込み【東京六大学野球】
早稲田大学のエース・伊藤樹が4連投で決勝戦に臨む。小宮山悟監督の逆転3連覇への意気込みを紹介。

早大・伊藤樹、4連投で決勝戦へ
早稲田大学のエース・伊藤樹投手が、4試合連続の登板で決勝戦に臨む。1点リードの9回2死一、三塁のピンチで救援登板し、慶應義塾大学に逃げ切りを許さなかった。早大は9勝4敗の勝ち点4を獲得し、首位の明治大学と並んだ。
小宮山悟監督の意気込み
小宮山悟監督は、「怒濤の5連勝を掲げてきて4つまできた。最後はタツキ(伊藤樹)でピシャッと」と逆転3連覇への意気込みを語った。明大との優勝決定戦(3日)に向け、チームの士気は最高潮に達している。
試合のハイライト
3回に前田健の満塁本塁打で4点をリードしたが、終盤に追いつかれた。8回に敵失で勝ち越し、最後は伊藤樹を投入。代わりばなに死球を許したものの、横地をスプリットの連投で一飛に抑えた。伊藤樹は「最悪、同点と考えたとき、ゴロヒットになるスプリットがいいと思った」と冷静な判断を披露した。
チームのムード
主将の小沢周平内野手は、「明治は優勝決定戦をやりたくないと思っていて、自分たちはやりたいと思っていた。勢いはこっちにある」と意欲をみなぎらせた。チーム全体の士気は高く、優勝への期待が膨らんでいる。
今後の展望
明大とは2季連続の優勝決定戦で、昨秋は伊藤樹が完封勝ちを収めた。今春と合わせて19イニング2/3を無失点中だが、「そんなにうまくいかないと思いますが、試合をつくれるように準備したい」と気を引き締めた。
早稲田大学の逆転3連覇への挑戦は、まさに佳境を迎えている。