2025年6月1日、東京競馬場で開催された日本ダービーで、斉藤崇史調教師が開業10年目にして初のダービートレーナーの称号を手にしました。斉藤調教師はレース後の会見で、率直な思いを語りました。

「もちろんうれしいですが、昨年、同い年の安田翔伍さんが先に勝たれたので、一歩遅れたなと。これで追いつけたかなと思いますので、また次も頑張ります」

斉藤調教師は、杉山晴紀調教師との出会いや、そのライバル関係についても語りました。大学生時代の夏、石川県の小松温泉牧場で杉山調教師と出会い、その後の開業や競馬界での活躍について触れました。

「リーディングを取りたいと思いますし、もっと、大きなレースも勝ちたいです。年度代表馬のタイトルも取りたいですね。海外でも勝ちたいなとか…言い出したら本当にキリがありませんが、取れるものは何でも取りたいです。欲だけはありますね（笑い）」

斉藤調教師の決意と挑戦は、日本ダービーでの勝利という形で実を結びました。彼のプロとしての欲と努力が、さらなる高みへと導く原動力となっています。来年以降の競馬界での活躍も期待されます。