天理高、石見智翠館に圧勝!城内主将が語るチームの思いと100周年の誓い/高校ラグビー
天理高が石見智翠館に48-7で快勝。城内佳春主将がチームの思いと100周年の誓いを語る。

2025年6月1日、奈良・天理親里ラグビー場で行われた2025ラグビースプリングカーニバルIN奈良において、天理高(奈良)が石見智翠館高(島根)を48-7で圧倒した。試合は開始5分にCTB森本樫大(3年)が先制トライを奪い、前半だけで4トライを記録。後半も4連続トライを奪い、大差をつけた。
選手たちはこの試合に特別な思いを持って臨んでいた。今年3月下旬、チームの栄養士を長年務めてきた金子翔子さん(享年36)が急死。計4トライの活躍でチームを引っ張ったNO・8城内佳春主将(3年)は「自分たちはこれまで感謝の思いを伝えることがあまりできなかった。だから、この試合を金子さんの追悼試合とし、天理のラグビーをして感謝を伝えようと、チーム全員で取り組んできた」と語った。
天理高ラグビー部は1925年創部で、今年100周年を迎える。城内主将は「100代目の主将ができることはうれしいことですし、(主将に)なったからには伝統を引き継ぎ、秋には御所実を倒し、花園で日本一になりたい」と誓った。
毎年秋に行われる全国高校大会奈良県予選は天理高と御所実が30年連続で決勝で激突。昨季は天理高が20-10で競り勝ち、3大会連続の花園出場を決めた。今季は5月18日の県新人大会で1度対戦し、29-17で天理高が勝っている。