阪神佐藤輝明、プロ通算100本塁打達成!少年時代の友情が支える偉業
阪神の佐藤輝明がプロ通算100本塁打を達成。少年時代の友情が今も変わらず支えとなっている。

阪神佐藤輝明、プロ通算100本塁打達成
2025年6月5日、エスコンフィールドで行われた日本ハム対阪神の試合で、阪神の佐藤輝明内野手(26)が今季16号となるプロ通算100本塁打を達成しました。4点リードの8回先頭、1ストライクから福谷の128キロ変化球を完璧に振り抜き、高く上がった打球は右翼席上段へ。ダメ押しのソロ本塁打となりました。
プロ5年目での偉業
佐藤輝明はプロ5年目、通算575試合目での到達。阪神の生え抜き選手では424試合の田淵、553試合の掛布に次いで歴代3位のスピード到達となりました。
少年時代の友情
佐藤輝明には1年で1日だけ、少年に戻れる日があります。毎年、年末に中学時代の仲間たちと集まることが恒例行事。昨年末も10人近くで集まったそうです。「小中学生の頃から遊んでいるので。地元の友達ですね」と語ります。
友人の家でお菓子を広げ、トランプやカードゲームなどをしながら過ごす数時間。イジられるとツッコみ返し、毎年変わらない昔話をみんなで笑い合います。特に自主トレで使ったウエアなど、自身の道具をかけた「じゃんけん大会」は最も盛り上がるイベントのひとつ。「バッテ(ィングローブ)ちょうだいや!」「それは無理!」と流れる和やかな時間は、中学時代そのものです。
心はあの日のまま
「仕事は忘れて。みんな、あの日に戻っているんじゃないですかね」と佐藤輝明は語ります。ユニホームを脱げば、今も変わらず1人の青年。どれだけ偉業を成し遂げても、心はあの日のままでした。
【阪神担当=波部俊之介】