【卓球】WTTチャンピオンズ横浜2025:石川佳純が語る日本勢の躍進と張本美和への期待
石川佳純がWTTチャンピオンズ横浜2025での日本勢の活躍に期待を寄せ、張本美和へのアドバイスを語る。

2025年8月7日から11日にかけて、横浜BUNTAIで開催される「WTTチャンピオンズ横浜2025」は、卓球ファンにとって待望のイベントです。この大会は、男女の世界ランキング上位32選手がシングルスの頂点を争う一戦で、日本では初めての開催となります。
石川佳純の期待
五輪3大会連続メダリストの石川佳純さん(32)は、自身の経験から日本勢の大躍進に期待を寄せています。特に、現役時代に対戦経験のある張本美和(17=木下グループ)について、重圧との向き合い方を伝授しました。
「WTTチャンピオンズ横浜は日本勢にとってホームなので、それをうまく使って力にして、優勝を目指して頑張ってほしいです。強い選手に勝つ時は勢いや、その時の力を借りて勝つことがすごく大事だと思うし、私自身も16歳で出場した09年世界選手権(個人戦)は、世界ランキング99位でベスト8まで行けたのは、ホームの力を借りたからだと思います。」
張本美和へのアドバイス
石川さんは、張本美和が無限の可能性を秘めていると信じており、以下のようにアドバイスしました。
「美和ちゃんは常に伸び盛り。今もまだ伸び続けていて、見るたびに成長しているし、そういう年齢だと思います。世界ランキングが上がることで海外の選手から研究されたり、勝たなきゃという重圧が今までよりも大きくなってくると思うので、一歩ずつ乗り越えながら、大きくなって強くなっていってほしいです。」
日本勢のチャンス
この大会は、日本勢にとって飛躍の絶好の機会です。石川さん自身も、2009年世界選手権(横浜アリーナ)が一つの転機になったと振り返ります。
「私にとって09年世界選手権は『世界で勝ちたい、世界で戦いたい』と真剣に思う大きなきっかけだったし、あの大会がなければ五輪を真剣に目指すことが、もしかしたらなかったかもしれないです。」
今後の展望
28年ロサンゼルス五輪に向けて、日本勢がさらなる飛躍を遂げる契機となることが期待されています。石川さんは、選手たちが重圧を楽しんでほしいと語りました。
「私は期待をしてもらうことがパワーにもなったし、負けられないという思いがあることで、練習にも身が入ったので、重圧をいい方向に変えて、普段の練習や試合で味わう重圧を楽しんでほしいですね。」
この大会が、日本卓球界にとって新たな歴史を刻むことを願っています。