J2長崎の新たな挑戦:高木琢也監督の戦略と熊本戦への期待
J2長崎の新監督高木琢也氏が、古巣熊本との初陣に向けた戦略と期待を語る。J1昇格を目指す長崎の今後の展望を探る。

高木琢也新監督の就任会見
J2V・ファーレン長崎の監督に就任した高木琢也氏(57)が、19日に長崎市のピーススタジアムで就任会見に臨んだ。高木氏は、2013~18年に長崎で指揮を執り、2017年にクラブ初のJ1昇格を果たした実績を持つ。今回の就任会見では、J2優勝とJ1昇格を目標に掲げ、攻撃型チームの継承を宣言した。
熊本戦への警戒と戦略
高木氏は、22日に熊本市のえがお健康スタジアムで行われるJ2ロアッソ熊本戦から指揮を執る。相手は、10~12年に指揮した古巣だ。長崎は今年の開幕戦で熊本に3―2で逆転勝利を収めたが、高木氏は「熊本というチームはちょっと奇想天外なところがあると思う。スカウティングをしている状況で、それ以外の何かしらが働く可能性がある」と、熊本の大木武監督の戦略を警戒した。
守備と攻撃のバランス
一方で、高木氏は「守備では(攻撃の)人に(チェックしにいく)っていうところが結構強すぎるところもある。そこでわれわれと比較をしたときに、優位性のあるところが必ず出てくる。そこはしっかり押さえながら、うまくチームとして熊本を率いる大木さんのサッカーに対応していきたい」と述べ、白星発進を誓った。
今後の展望
長崎はシーズン前半を7勝7分け5敗の勝ち点28で8位と低迷しているが、高木氏の指導のもと、後半戦での巻き返しが期待される。J1昇格を目指す長崎の今後の試合に注目が集まる。