【日本ハム】新庄監督の戦略が奏功!先発投手陣の躍進でチーム快進撃
日本ハムの新庄監督が先発投手陣の活躍に頭を悩ませながらも、チームの快進撃を支える戦略を展開。シーズン後半戦に向けた鉄壁のローテーション構築に注目。

新庄監督の頭痛の種は嬉しい悲鳴
日本ハム・新庄剛志監督(53)は、今シーズンの先発投手陣の活躍に頭を悩ませている。特に、後半戦初戦となった26日のロッテ戦では、ドラフト1位ルーキー・柴田獅子投手(19)が3回無安打無失点の鮮烈デビューを飾り、その後マウンドに上がったバーヘイゲンも6回3安打無失点で今季2勝目を挙げた。
ゆとりローテの成功と課題
日本ハムは今季開幕から、エース右腕の伊藤を筆頭に7~8人の先発投手を登板間隔を空けて順に投げさせる「ゆとりローテ」を採用。これがチーム前半戦の首位快走の原動力となった。しかし、新庄監督は「中盤戦から終盤戦にかけて、先発投手陣の中に故障者や調子を落とす選手が出てくるはず」と予測し、シーズン後半戦は主力投手6人による鉄壁ローテーションで臨む決意を固めていた。
後半戦の先発投手陣の盤石ぶり
ところが、後半戦に入っても先発投手陣は伊藤、加藤貴、山崎、北山ら主力級が揃って盤石。さらに、達、細野も急成長を遂げ、先発ローテーション入りを果たした。二軍では今季開幕投手を務めた金村や将来を嘱望されている福島、早ければ8月に故障から復帰する可能性がある台湾人助っ人・古林も控えている。
新たな戦略の模索
新庄監督は「(各投手が)どこの球場が相性いいとか、去年対戦して成績が悪かったところにあえてぶつけてもいいんじゃないかなって。苦手意識を克服させたい気持ちもあるので。次の年のこともありますしね」と、蓄積したデータを活用しながら、各投手にとって最適な登板の場を模索していく方針だ。
今後の展望
現時点で柴田は27日に登録を抹消され当分は二軍調整するが、26日に好投したバーヘイゲンは今後先発での起用が予定されている。新庄監督のうれしい誤算と悲鳴はまだまだ続きそうだ。