甲子園最速155㎞の石垣元気、プロへの挑戦とスカウトの評価
健大高崎の石垣元気が甲子園で歴代最速タイの155㎞を記録。プロへの挑戦とスカウトの評価を詳しく解説。

甲子園での活躍
健大高崎の石垣元気は、第107回全国高校野球選手権の2回戦で、甲子園歴代最速タイとなる155㎞をマークしました。7回からの救援登板で2回を2奪三振無失点に抑え、その剛速球は観客を沸かせました。しかし、チームは京都国際に6-3で敗れ、初戦で姿を消すことになりました。
プロへの挑戦
石垣は試合後、「あまり納得のいく球を投げられなかったので悔しい」と語りつつも、「本当に2年半をやりきった」と涙を見せず、甲子園の土も拾いませんでした。「プロの舞台でもやることはあると思うので土はいらない」と堂々とプロ入りを宣言し、「いずれはメジャーに」とも語りました。
スカウトの評価
元ヤクルト編成部長の松井優典氏は、石垣について「今大会の出場投手の中ではナンバーワン。特AまではいかないがAの評価。大学、社会人のドラフト候補との兼ね合いだが、1位指名の可能性もあると思う」と高く評価しました。松井氏は、石垣の成長についても触れ、「体がしっかりとできてきたことや、リリースポイントが前に移動し、打者に近くなったことが成長の証」と指摘しました。
今後の展望
石垣のストレートは相変わらず重く、角度があり、ムラもなくほぼ150㎞台で揃っているのが素晴らしい点です。松井氏は、昨年のドラフトで阪神に2位指名された今朝丸と比較し、成長度も含めて総合的に石垣の方が上だと評価しています。
結び
石垣元気の甲子園での活躍は、プロ野球への挑戦の始まりに過ぎません。彼の今後の成長と活躍に期待が寄せられています。