久保建英の開幕戦ゴラッソが示す新たな進化|Jリーグと世界の舞台での活躍に期待
久保建英がラ・リーガ開幕戦で見せたゴラッソと、新たなポジションでのプレースタイルの変化を解説。

久保建英の開幕戦での活躍
2025年8月16日、スペイン1部リーグ、ラ・リーガの開幕戦において、レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、バレンシア戦で衝撃のゴラッソを決めました。このゴールは、昨シーズンとは異なるポジションでプレーする久保の新たな一面を示すものでした。
新たなポジションでのプレー
久保は、昨シーズン主に右サイドでプレーしていましたが、今シーズンは中央寄りのポジションでプレーしています。この試合でも、右サイドから中央に移動し、素早い反転から左足で強烈なシュートを放ちました。相手GKフレン・アギレサバラも追いつくことができないほどの威力でした。
高萩洋次郎氏の解説
元日本代表MFで、FC東京で久保と共にプレーした経験のある高萩洋次郎氏は、久保のプレーについて次のようにコメントしました。
「ポジショニング的に今までの印象だと右サイドのライン際でボールを受けてた印象でしたので変わったなという印象です。今シーズンはチームのやり方なのか個人的にゴールに近いところで勝負しようという意図なのか分からないですけど、ボールが展開された時にはもう内側に立っていて、直接得点狙えるポジションにいた。ボールを受けてからは左足を使えるように身体を開いて流して、後ろ向きからすぐ前向きにしてる。ワンステップ左に持ち出して次の右足が軸足になってシュート打ってるんで、DFは足出すタイミング、GKもシュート打つタイミングがずらされているんで反応遅れたのかなと思います」
今シーズンへの期待
久保は昨シーズンのリーグ戦で5ゴール、公式戦合わせて7ゴールと、少し物足りなさを感じていましたが、今シーズンはより得点を意識しているようです。高萩氏は、「シュートに向かう意識っていうかゴールを奪うんだという意識が感じられるプレーでしたね。W杯もあるしこのプレーを見る限りは得点を意識している印象は強いです。『お!そこに立ってもうシュートを狙いに行くんだ』っていう印象でしたね。上手いのはもちろん、かなり得点の意識が強いな、得点への意識が強いなって印象でした」と述べています。
今後の展望
イマノル・アルグアシル監督が退任し、新シーズンよりBチームを指揮官していたセルヒオ・フランシスコ氏が就任したレアル・ソシエダ。久保が今シーズンどのような役割を果たし、どこまで数字を残すのか、W杯イヤーでの爆発に期待が寄せられています。