水原一平被告への巨額賠償命令と返済プラン
元専属通訳の水原一平被告に約 26 億円の賠償命令が下り、9 球団でプレーした元メジャーリーガーが暴露本出版による返済プランを提案。

水原一平被告に約 26 億円の賠償命令
ドジャースの大谷翔平投手(30)の銀行口座から不正送金を行った銀行詐欺罪などの罪を認めていた元専属通訳の水原一平被告(40)の量刑が求刑通り禁錮 4 年 9 か月となり、大谷へ賠償金 1700 万ドル(約 26 億円)、IRS(国税庁)へ罰金 100 万ドル(約 1 億 5100 万円)を支払うことを命じられた。
返済プランの提案
米ポッドキャスト番組「ファウルテリトリー」に出演した 9 球団で捕手としてプレーした元メジャーリーガーのエリック・クラッツ氏(44)は、暴露本の出版による印税で返済するプランを提案した。
出版不況と暴露本のヒット
出版不況は日米共に共通の社会現象だが、全米では暴露本が当たればその儲けは桁違いだ。最近では、2020 年にノンフィクション作家のマイケル・ウォルフ氏がトランプ大統領について書いた「炎と怒りートランプ政権の内幕」が大ヒット。170 万部を軽く越え「フォーブス」によると著者印税は、15 億円にも至ったという。
水原被告の返済能力
水原被告は、3 月 24 日までに刑務所に収監されるが、問題は、約 26 億円もの賠償金を支払うことができるのかという支払い能力の有無の点。IRS への罰金 1 億 5100 万円を合わせると 27 億円以上となる。
結論
大谷の銀行口座から 26 億円以上を盗みとり、違法なスポーツ賭博につぎ込んだ。負けがかさみ返済に追い込まれた水原被告の返済能力はないだろう。事件後、ウーバーイーツで働いたが解雇されている。