ヤクルト・長岡秀樹、侍ジャパン強化試合に向け好調
ヤクルト・長岡秀樹内野手が対外試合で好調な打撃を見せ、侍ジャパンの強化試合に向け順調な仕上がりを示しています。

ヤクルト・長岡秀樹が対外試合で好調な打撃を見せている。
長岡秀樹内野手は、ロッテとの練習試合に「1 番・遊撃」で出場し、四回に 2 試合連続安打となる中前打を放った。対外試合 2 試合で打率.750(4 打数 3 安打)を記録している。
昨季、自身初の打撃タイトルとなる最多安打(163 安打)に輝き、3 月 5、6 日にオランダとの強化試合を戦う野球日本代表「侍ジャパン」に初選出された遊撃手が、順調な仕上がりを見せた。
巧みなバットコントロールで快音を響かせた。1 番に入った長岡が、四回に広畑から 2 試合連続となる中前打をマーク。打線の中で存在感を示した。
「結果が出ているのは悪くないことだと思う。(打席内の)内容にこだわっていきたい」
今季初の対外試合となった 15 日の広島戦(浦添)では 2 打数 2 安打をマークし、2 試合で打率.750(4 打数 3 安打)。スイングの軌道などの確認事項を徹底して意識する中で、しっかりと結果を残した。
自身のスタイルに磨きがかかってきた。昨季 163 安打を放ち、自身初の打撃タイトルとなる最多安打を獲得。昨年 4 月、西武時代の 2015 年に 216 安打を放ち、プロ野球記録を樹立した広島・秋山と食事した際に貰った助言を機に、安打数で勝負する方向性を固めた。「僕が一番になるには『これ』かもしれない」と秋山モデルのバットと自身のバットを併用しながら打撃練習に励み、安打製造機として牙を研いでいる。
日の丸に恥じない御礼打を継続中だ。3 月 5 日、6 日に行われるオランダとの強化試合に臨む日本代表メンバーに初選出。「(過去に)選ばれている選手の成績を見るとまだまだ。もっと活躍したい」と話してきた左打者は快音を響かせている。
強力打線の鍵を握る存在だ。チームには史上最年少で三冠王に輝いた村上や 3 度のトリプルスリーを達成した山田、オスナ、サンタナら強打者がひしめく。2 試合連続での 1 番起用に嶋ヘッドコーチは「打席数を確保するため」とあくまで選手運用の中での配置としたが「(長岡は)勝負強さもあるし、引っ張ったり、流したりいろんなことができる」と攻撃の軸として信頼を寄せた。
持ち味の守備力に加え、打撃面も成長著しい長岡に高津監督は「彼は打てばいいとか、守れればいいという選手ではない。総合的にレベルアップしてほしい」とさらなる期待をこめた。燕の背番号 7 が攻守で貫禄を増している。