第 97 回センバツ高校野球大会が 18 日、甲子園で開幕した。開会式では市和歌山の川辺謙信主将（3 年）が堂々の選手宣誓を行った。

川辺主将は「高校野球は 100 年以上に渡る長い歴史の中で、幾多の困難や苦難を乗り越えながら、発展してきました。その歩みを支え続けてきたのは、高校野球を愛し、その精神を受け継いできた先輩方です。」と高校野球の歴史と伝統を振り返り、「大正、昭和、平成、令和と時代が移り変わる中で、高校野球の伝統は世代を超えて受け継がれ、私たちは今、大好きな高校野球を続けることができています。」と現在の高校野球の状況に触れた。

そして、「現在、野球人口が減少する中、高校野球は新たな時代に向かい、歩み始めています。ここで改めて問います。皆さん、高校野球は好きですか？私たちは、高校野球が大好きです。」と高校野球への熱い想いを語り、「先輩方が紡いできた歴史と伝統あるこの大好きな高校野球を、さらに魅力あるものに発展させ、未来の高校球児へとつないでいく責任があります。私たちは、今一度、野球ができる喜びをかみ締め、今まで支えてくれた全ての人たちへの感謝を胸に、仲間を信じ、そして、未来のために、全力でプレーすることを誓います。」と選手宣誓を締めくくった。

報知新聞社